デジタルフォトフレームを買ってみた。 FUJIFILM DP-850SH

 親にデジカメで撮った旅行等の写真の印刷を頼まれる事がある。これが結構量があって手間もかかる割に、多分に漏れずほとんど見直される事はない。そこで、デジタルフォトフレームの値段もかなり下がってきているので、それを一台実家に送ってみることにした。
 調べてみると、海外産の安い多機能フォトフレームが結構出回っていて、自分で使う分にはこの辺で良さそう。しかし、親のことを考えると、こんな機能はまず使いこなせない。むしろ、棚の上に置いて使うだろうから、視野角、特に上下視野角の広さを重視すべきだろう。という方針を持ってカメラ量販店で下見した。そして、候補として残ったのはソニー富士フイルム。最終的にフジフイルムの8.5インチモデルDP-850SHをAmazonでポチってみた。ポイントは富士フイルムは赤外線ポートを持っていて、携帯やコンデジからカードや線を抜き差しせずに写真が転送出来ること。これを親が使うかどうかは分からないが、自分はプリンタで赤外線転送をそれなりに便利に使っている。
 額縁の色は、当初黒にしようと思ったが、iPadの発表会でJobsがiPadを前に掲げてるのを見て、遺影みたいだな、と思ったのを思い出し、白を選択。

 まず、メニューのデザインや階層なんかは若干垢抜けない感じ。ただ、ほとんどスライドショーを使うのみで、メニューへのアクセス頻度は高くないから、あまり問題にはならないか。
 画質の設定は、「標準」と「鮮やか」の二択。「標準」は結構忠実で落ち着いた色合い。「鮮やか」だとちょっと誇張がキツすぎて色が潰れるので、コンデジで撮った写真などでは、その中間の設定が欲しくなるかもしれない。

 画像の向きは自動認識するが、外すことも多い。外した時はリモコンある回転ボタンを押し、正しい向きを設定すれば、後はそれを記憶する。ただ、一度に大量に写真を登録した時は手間かもしれない。
 視野角はかなり広く、棚の上に置いて床から見上げても色やコントラストの変化はあまりない。ただし、グレアパネルなので斜めから見た場合は、外光の映り込みが若干気になる。

 赤外線通信は最上段のメニューから選択して待ち受け。携帯やデジカメの写真を手軽に転送できるので、PCの無い部屋に置く場合には良さそう。

 値段的にはこれで2万程度。まだ少し高いが、PCに使い慣れずに、コンデジや携帯の写真をメモリカードに溜め込んでいる人には便利だと思う。いずれ7インチクラスで広視野角パネル&LEDバックライトの物が1万切ったら、自分用にもう一台あっても良いかもしれない。